フリーランスのためのCarrdプロフィールページ。午後のひととき、ランチ1食分以下の予算で完成
ひとりで仕事を受けていると、会社サイトもポートフォリオのリンクもなく、クライアントに見つけてもらえない、覚えてもらえない、ということが起こりがちです。Carrdなら、最小限のコストと最短のスピードで、ネット上に自分の居場所を作れます。
クライアントから「過去の作品を見せてもらえますか?」と聞かれる。
Notionをめくり、Google Driveを探し、いくつか古いリンクを貼り付ける。
返ってくるのは「わかりました、また検討します」の一言。
そのまま、返信が途絶える。
完全なサイトやたくさんの実績、ブログまで揃っていないと案件を受ける資格がないと思い込んでいる方は少なくありません。でも、実際にはそんなことはありません。多くのフリーランスが最初に必要としているのは、「数分で自分のことを伝えられるページ」、ただそれだけです。
フリーランスとして最初の一歩を踏み出すなら、私ならまずCarrdを勧めます。
なぜCarrdなのか
クライアントに自分のことを知ってもらえる場所が欲しい、という段階であれば、Carrdで十分です。
多くの人が最初に思い浮かべるのはWordPressです。
ですが、サーバー選びやプラグインのインストール、テーマ選びをしているうちに、気づけば3日経っても公開できていない、ということがよく起こります。
Carrdはその逆です。デザインを学ぶ必要もなければ、サイト構成で悩むこともなく、無数の設定項目の中で迷子になることもなく、見栄えのする個人ページを作ることができます。
ワンページ完結型の個人プロフィールページ、案件用のポートフォリオ、コンサルタントの紹介ページ、あるいはInstagramのプロフィール欄に貼る「link in bio」、どれにも使えます。
ただし、ブログを運営したい、SEOでアクセスを集めたい、あるいはECサイトを作りたい場合には、Carrdは適したツールではありません。これはCarrdの弱点というより、そもそもそうした用途のために作られていない、というだけのことです。
ページに何を載せるか
以前は、新しいクライアントと接するたびに、毎回自分のことを一から説明し直していました。実績はNotionやGoogle Driveのあちこちに散らばっていて、クライアントから資料を求められてから、その場で慌てて整理する、という状態でした。
今では、URLを1本送るだけで済みます。
実際の活用事例
実際にあった例を1つご紹介します。あるクライアントは、ブランドコピーライティングの仕事を受けていて、以前はNotionで実績を共有していました。新しいクライアントに見せるたびに、毎回手作業で資料をまとめ直さなければならず、時間も手間もかかっていました。しかも、Notionのページの見た目は、使い慣れていない人にとっては少し独特な印象を与えてしまうことも気になっていました。
そこでCarrdでページを作ることにしました。内容はシンプルです。誰のどんな課題を解決しているのかを一言で説明し、主なサービスを3つ、代表的な実績を4つ、それからCalendlyの予約ボタンを1つ配置しました。
ページの作成は、彼女自身が文章を修正する時間も含めて、3時間ほどで完成しました。公開後、彼女の受注までの流れは明らかにスムーズになりました。クライアントは連絡を取る前にすでにサービス内容や実績を見ているため、質問もより具体的になり、彼女が一から自分の仕事内容を説明する必要がなくなったのです。
これこそが、プロフィールページの本当の価値だと思います。時間を、意味のある会話そのものに使えるようになる。毎回ゼロから自己紹介をする必要がなくなる、ということです。
年間の費用は3,000円もかからない
無料プランでは3つのサイトを作成できますが、独自ドメインの設定はできず、ページの下部にはCarrdの透かしが表示され続けます。フォームの追加や外部ツールの埋め込みもできません。
本格的に使いたいのであれば、Pro Standardプランが年額19米ドル、日本円にしておよそ3,000円程度です。10個のサイトを作成でき、独自ドメインの設定、フォームの追加、透かしの削除にも対応します。フリーランスの方に選ばれている定番のプランで、コスト面でもほとんど迷う必要はありません。
最初は無料プランで構いません。内容とレイアウトをしっかり固めて、出来上がったものが自分の求めていたものだと確認できてから、有料プランにアップグレードすればいいのです。そうすれば、2日で挫折してしまうようなものに、無駄にお金を払ってしまうこともありません。
まず公開して、それから少しずつ直していく
「実績がもう少し増えてから」とか、「自分の立ち位置がもっとはっきりしてから」と考える方は少なくありません。ですが、サイトは最初から完璧に仕上げる必要はないのです。
実績がまだ少なければ、1つか2つ載せるだけで構いません。数よりも、本物であることのほうが大切です。立ち位置がまだはっきりしないなら、今取り組んでいることをそのまま書いておいて、あとで直せばいいのです。今日公開された70点のページは、3か月後も下書きのまま眠っている100点のページよりも、千倍役に立ちます。
もし今すぐ手を動かしたいなら、Carrdの公式サイトへ行ってみてください。無料プランならすぐに始められますし、クレジットカードの登録も必要ありません。「これなら人に見せられる」と思えるところまで仕上げてから、独自ドメインの設定や有料プランへの切り替えを検討すればいいのです。
完全なサイトは必要ありません。
必要なのは、あなたのことを知ってもらえる場所です。